食事療法による産み分けの疑問

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食事療法は効果なし?逆効果になることも

 

数年前、男女の産み分け方法の先駆けとして

「日々の食事による性別の産み分け方法」が流行になりました。

 

日々の食生活を変えるだけで男の子、女の子理想の子どもが生まれるのであれば簡単だ、

というご夫婦の中では人気を博しましたね。

 

もしかしたら現在も食事による産み分け方を進行形で行っている

ご夫婦もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

では、この食事による産み分け法とはどの程度の信頼性、確実性があるのでしょうか。

 

食事によって体内の性質を変化させる

 

もともとこの産み分け方法の由来は、
日々の食事を偏らせることによって
体内の性質を変えることが目的となっています。

 

これまでにも説明しましたが、

 

女の子が欲しい場合は体内を酸性にし、
男の子が欲しい場合はアルカリ性
 
の環境が好ましいのです。

 

これを食事によって偏らせるということは本当にできるのでしょうか。

 

食事の献立を変える

 

この産み分け方法を用いる場合は、食事の献立を奥様と旦那様とで変える必要があります。

 

例えが男の子が欲しい場合は、

 

男性魚類を摂取し、女性はアルカリ性に近づけるためにサラダ乳製品緑黄色野菜を摂取する必要があります。このとき肉や魚類などは食べてはいけません。

 

逆に女の子が欲しい場合は、

 

男性サラダ乳製品を摂取し、女性魚類を摂取する必要があります。どちらかを酸性にすれば、もう一方はアルカリ性の性質にしなければなりません。

 

このように夫婦そろって食生活を変える必要があるのが食事による産み分け方法です。

 

実際効果はない

 

しかし、この産み分け方法は医学的には根拠がありません。

 

民間の間でつたわった迷信のようなものです。
確かに理屈としては間違ってはいません。体内の性質を食事によって変えられるのであれば、
それで男女の産み分けができる確率は高まることでしょう。

 

食事では体内の性質は変わらない

 

人の身体には「ホメオスタシス」という働きがあります。

 

これは、体内の性質を維持する恒常性という意味で、免疫力や体液というのは外部要因による変化が多少あったとしても、体内はそれを元に戻して安定させようとする力があるということです。

 

ホメオスタシスは特に自律神経系や免疫系を自動調節する働きがあります。
つまり、食事療法により体内の性質を酸性もしくはアルカリ性に傾けることができたとしても、このホメオスタシスの働きによってもとの安定した身体に戻ってしまうのです。

 

しかし、逆に考えてみれば体内の性質を変化させるというのは、
それほど身体に悪影響を及ぼすということが言えます。

 

また、射精する精子というのは3ヶ月前に作られたものであり、
食事による産み分けを行うとしたら最低でも3ヶ月前から実践
しなければなりません。

 

3ヶ月の間ずっと肉料理や魚料理を食べ続けることは果たしてできるでしょうか。

 

それこそ偏った食生活は自律神経失調症や肥満、血流の鈍化など身体に異常をきたします。
食事による産み分け方法は効果は期待することはできないとともに、過度な偏食は逆効果だということを覚えておいてください。